2025年11月9日(日)内覧会を開催します。お気軽にお立ち寄りください。

健康診断で「要再検査」「要精密検査」と指摘されると、不安を感じる方も多いと思います。
ただし、異常値=すぐに病気や治療が必要というわけではありません。
当院では、検査結果の内容を丁寧に確認し、必要な検査や治療の有無を見極めたうえで、
その方にとって最適な対応を一緒に考えていきます。

各種検査項目ごとの対応

心電図で異常を指摘された
不整脈や心臓機能の異常が疑われる場合、問診・診察を行った上で、必要に応じて

  • 24時間心電図(ホルター心電図)
  • 心臓エコー検査
    などを実施し、評価を行います。
コレステロール・中性脂肪が高い/低い
脂質異常症の可能性がありますが、すぐに薬が必要とは限りません。
血液データや生活状況を踏まえながら、薬が必要なタイミングや生活改善のポイントを丁寧にご説明します。

肝機能(AST/ALT/γ-GTP等)で異常を指摘された
脂肪肝や肝炎などの可能性があるため、必要に応じて

  • 採血(肝炎ウイルス・代謝関連項目)
  • 腹部エコー検査
    を行い、評価します。
    CTやMRIが必要な場合は、連携医療機関をご紹介いたします。

肥満(メタボリックシンドローム)を指摘された
内臓脂肪型肥満と、脂質異常・高血糖・高血圧のうち2つ以上を伴う状態です。
動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞のリスクを高める要注意サインでもあります。

治療の基本は、食事・運動療法です。
当院では必要に応じて、以下の薬物治療も併用しています:

  • リベルサス
  • マンジャロ
  • オゼンピック

無理のない改善計画を一緒に立て、生活習慣病の予防・改善をサポートします。

貧血を指摘された
原因を調べるため、血液検査を実施します。
必要に応じて、CT検査・胃カメラ・大腸カメラなどが必要な場合は、連携病院をご紹介いたします。
尿検査で異常(尿タンパク・尿潜血など)
追加の尿検査や血液検査により、腎臓疾患の有無を評価します。
便潜血検査で陽性
消化管からの出血が疑われます。
胃カメラや大腸カメラ、CTなどが必要な場合は、連携医療機関での精密検査をご案内します。
血糖値が高い
糖尿病の可能性があるため、糖尿病・インスリン外来で詳しく診察いたします。
血圧が高い
高血圧症の診断・治療が必要かどうか、当院で判断し、継続的にフォローします。
尿酸値が高い(痛風のリスク)
ただちに薬が必要とは限りません。
再検査や生活習慣の見直しのうえで、投薬の要否を判断します。
甲状腺の腫れ・甲状腺腫瘍を指摘された
頸部エコーなどで異常を指摘された場合は、甲状腺・内分泌内科での精査・診療へご案内いたします。
胸部レントゲンで異常を指摘された
肺や心臓に異常が疑われる場合は、胸部CTなどの精密検査が必要となることがあります。
当院での判断のうえ、適切な医療機関をご紹介いたします。
バリウム検査で異常を指摘された
胃や食道の異常が考えられる場合、胃カメラ検査の実施をおすすめします。
連携施設にて検査を受けていただけるよう手配いたします。
その他の異常項目について
上記以外にも、「これって放っておいても大丈夫?」「病院に行くほどではないかも…」という場合でも構いません。
気になった段階で、早めにご相談いただくことが安心につながります。

“経過観察”か“精密検査”か、悩んだときは

健診結果は、「放置していいもの」と「早めの対応が必要なもの」の見極めが重要です。
当院では、医師が一つひとつの項目を丁寧に確認し、不要な不安を取り除きつつ、必要な治療につなげる橋渡しを行っています。
不安なままにせず、まずはお気軽にご相談ください。